2023/10/24
アスベストの調査が必要になった場合は専門の会社に相談するのが一般的です。この物質を吸引すると長い年月を経てから悪性中皮腫や肺がん、石綿肺などの症状を引き起こします。悪性中皮腫の潜伏期間は非常に長く20年から50年とされています。同じように肺がんは15年から40年、石綿肺は15年から20年が潜伏期間です。
この物質による健康被害を防ぐには専門の会社に調査を依頼する必要があります。素人が適当な方法で調査を行おうとすると、自分自身が吸引するだけでなく周囲に粉塵を飛散させてしまう可能性が存在します。アスベストは耐久性や耐摩耗性、耐火性や耐薬品性などが優れた物質です。絶縁性も備えておりコストも安かったため自動車部品や電気製品、建築資材など様々な用途に使われました。
日本国内では1941年頃からあらゆる産業において大量に使用され、2006年には全面禁止となっています。潜伏期間が非常に長く健康被害の状況が分かりにくいことが対策の遅れた理由です。全面的に使用禁止となり15年以上が経過していますが、現在でも古い建築物などには残っていることがあります。アスベストの調査会社はインターネットを使えば簡単に探すことができます。
現在では多くの人々がこの物質の危険性を認知するようになり、専門の会社もホームページを使って営業活動を行っています。以前と比べると信頼できる相談相手を探すのが遥かに簡単になりました。調査が必要な場合には料金や作業内容、アフターフォローや実績などを比較して信頼できる会社を選ぶとよいでしょう。