天井を研磨する前にアスベストが含まれているか調査しよう

アスベストが含まれている素材かどうかチェック

アスベストの検査について

time 2023/06/06

アスベストの検査について

アスベストはほんの少し前まで断熱材の材料として好んで使われてきた素材でした。しかし、今や誰もが危険なものであると広く知られています。それにしても何故それ程石綿とも呼ばれるアスベストが使われてきたかというと、低コストで抜群の断熱効果を発揮したからです。それだけではなく、防音効果にも優れていたため、一般住宅は勿論のこと、集合住宅や学校、ビル等にも使われていました。

一方でこの断熱材には致命的な危険性を秘めており、そのために多くの人が重篤な呼吸器疾患に苦しむこととなります。それは目に見えない微細なアスベストの粉塵を吸い込むことで発生し、場合によっては死に至るようなものでした。こうしたことから、今では少しでもこの危険な断熱材が使用されていると疑わしき場合には検査が必要となります。とはいえ、アスベストには近づけず、空気中の危険な粉塵は目に見えないため、検査をするには特別な技術を持つ人が特殊な道具を使って行わなければなりません。

では、検査は実際にはどのように行われるのでしょうか。石綿の使用を確かめるには粉塵を吸い込まないための装備をし、特殊な吸引装置で空気を採取します。その採取した空気を特別な顕微鏡を用いて、一定の空気量の中にどれぐらいの石綿が入っているのかを目視して確認を行います。一応、検査はこれで終了となりますが、アスベストを除去しなければならないため、検査を依頼したら除去も同時に行ってもらわなければなりません。

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