天井を研磨する前にアスベストが含まれているか調査しよう

アスベストが含まれている素材かどうかチェック

補修工事を行う際にもアスベストの検査は必要になる

time 2023/06/09

補修工事を行う際にもアスベストの検査は必要になる

住宅やビルを解体する時だけではなく、補修工事を行う時にも依頼する必要があるのがアスベストの検査です。小規模な補修工事だから石綿の量を調べなくても問題ないと考えていると、健康被害や法的な問題が発生するリスクがあります。事前調査を行わずに施工を進めてしまうと、30万円以下の罰金を科せられる可能性もあるので、調査の計画を立てることは重要です。特に注意が必要なのが2006年よりも前に建築を開始された物件で、石綿の健康被害が問題視されるよりも前に建築されたマンションや一戸建て物件は、多くの石綿が使われていることも珍しくありません。

正しい方法で石綿を除去しなければ、補修工事を行う作業員に健康被害が及びかねないので、調査を行うことは重要だと言われています。ビルやマンションの建築に使われた材料などが記載された施工記録があると、アスベストの検査もスムーズに行えて、石綿の種類を短期間で特定できます。種類だけではなく量を調べることも重要で、想定外の量の石綿が発生したことが原因で工事のスケジュールが遅れた例も少なくありません。予定通りに工事を進めるためにも目視だけで建物の状態を確認せずに、定量分析などのアスベストの検査を行うことを推奨します。

法的に問題がないように調査結果の報告書も丁寧に作り、改正法令を反映しているのも専門家にアスベストの検査を依頼する利点です。補修工事ではなく増築工事を行う際にも、石綿の調査が求められる点にも注意してください。

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