天井を研磨する前にアスベストが含まれているか調査しよう

アスベストが含まれている素材かどうかチェック

アスベストの含有検査について

time 2023/05/31

アスベストの含有検査について

古い工場の建物の壁や、配管などに使用される保温材には、現在は生産が法律で禁止去れているアスベストが含まれている可能性が高いです。このアスベストという成分は、製造が比較的容易で断熱性に優れているためよく使われてきました。しかし様々な研究が進んだことで、現在は人体に呼吸などを通じて取り込まれると体内に蓄積し肺を傷つけて重大な健康被害を引き起こします。このため古い建物の壁やスレート屋根を解体撤去する場合は、工事開始前にアスベストが含有していないか検査をする必要があります。

検査は現地で行うことは難しいため、少量サンプリングを行い検査会社で分析してもらうのが一般的です。1検体分析するのにかかる費用は、5万円前後で結果がでるまで約2週間程かかります。検査の結果、含まれていなければ通常の工法で解体を進めれば良いですが、万が一含まれていた場合は事前に届け出をして、厳重に飛散防止措置をとった上で行う事が大切です。アスベストの飛散抑制するため、ブローバック工法という方法がとられ、対象物を密閉した上で内部の空気を除去し負圧状態にして取り外します。

当然作業員も完全防備でマスクと保護メガネなどを着用し、アスベストを吸い込んだり体に付着しないよう細心の注意を払います。保健所から依頼があれば現地の立ち入り検査もありますので、法律に基づいた方法で工事を行い、取り外したものも特殊管理廃棄物として処分しなければならないので、最後まで気をつけて下さい。

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