天井を研磨する前にアスベストが含まれているか調査しよう

アスベストが含まれている素材かどうかチェック

アスベストの検査の重要性

time 2023/06/18

アスベストの検査の重要性

暖房用や加熱用よく使われる蒸気や温水配管には、火傷防止や温度低下を抑制するため保温材を周囲に取り付けます。その材料は、現在ガラス繊維が多く使われていますが、約30年前まではアスベストという石綿材料が主流でした。アスベストを使用するメリットとして材料価格が安い事と加工が容易で有ることが上げられますが、デメリットに飛散性が高く呼吸を通じて肺に蓄積し深刻な呼吸器障害を引き起こす事があります。このため現在では生産が禁止され、撤去と処分方法についても法律が定められています。

昔の蒸気配管などを撤去する際は、事前にアスベストが含有していないか検査する事が重要です。含有有無によって撤去方法が大きく変わってきますし工事費用も増加しますので、専門の分析会社に検査を依頼しましょう。検査会社によっては、サンプリングから分析、報告書作成まで全て行ってくれる所もありますので、積極的に利用を検討して下さい。費用は1検体あたり4万円前後で、サンプリングから結果が判明するまで約2週間程度かかります。

すぐに結果が知りたい場合は、速報で連絡してくれる会社もありますので相談すると良いでしょう。残念ながらアスベストが含有している結果が出た場合、実績のある撤去業者に依頼する事が大切です。ブローバック工法など法令に基づいた工事で撤去してくれるのと、役所への届け出から処分まで適切に行ってくれます。特殊産廃となりますので、廃棄する際も注意して下さい。

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