天井を研磨する前にアスベストが含まれているか調査しよう

アスベストが含まれている素材かどうかチェック

見えない敵であるアスベストには確実な検査が必要

time 2023/06/15

見えない敵であるアスベストには確実な検査が必要

古い物は取り壊されて新しい物が誕生するという構図は、世の中では言わばあたりまえのこととして認識されています。確かに国宝などに認定されている建築物以外は、やはり新しい方が都合がいいのでしょう。これも時代の流れですから仕方のないことです。ただ、古い建物を解体するにあたっては多大なる問題が出てきます。

たとえばアスベストの問題がそれです。このアスベストという物質は加工しやすく価格も安いことから、これまで特に工業用として採用されてきました。建築資材などでは重宝がられ、あたりまえのように使われてきましたが、人体に多大なる害を与えることが判明されてから今は使用が禁じられています。その害はかなり深刻なものです。

日本に現存する古い建物にはこの物質が使用されているものも多く、解体するときには検査が義務づけられています。アスベストの怖いところは、建物解体中に空気中に浮遊し、そこで長時間留まってしまうということです。目には見えないので人はそれを知らずに吸引してしまいます。そうすると肺がんなどの病状が発症するまでにはかなり長い年月がかかりますから、病気の原因を突き止めるのが難しいです。

こうしたアスベストが多く使われていたのは戦後日本が立ち直る時期である、高度経済成長期に建てられたものに多く見受けられます。今、そこら中で取り壊されている古い建物を見かけることがありますが、その解体現場では正しい検査が行われているのかどうかを確認することは大切です。検査は専門業者が行います。

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