2023/10/24
建築現場で建物物や構造物を改修または解体する、あるいは産業廃棄物処理場で、様々な廃棄物をスクラップするのであれば、事前にアスベスト検査が必要になります。
かつてアスベストはその耐久性や耐火性等に優れた性質から、建築物や家具類などに幅広く活用されてきました。しかしその後、人体に吸引されることで、肺がんをはじめ様々な健康問題を引き起こすことが判明します。このため国ではアスベストの使用を厳しく制限しますが、古い建築物や製品の中には、まだまだ残留しているケースが少なくありません。そこで除去の必要性や管理方法を決めるために、事前に検査をすることが求められます。とはいえ、アスベストの検査や調査では、専門的な資格や経験のある、プロの専門家の力を借りるのが必須。もし事前の検査が必要であれば、この分野に精通した専門企業を探すことが肝心です。それでは理想的な会社を選ぶには、どのようなポイントを理解しておくべきでしょうか。まずは実績や経験が豊富なこと。過去の実績や経験が豊富であれば、ノウハウやスキルが蓄積されるため、検査の精度や安全性といった技術力への信頼性も高まります。次に見極めたいポイントは、認可と資格です。この調査をするには、国や自治体から何らかの認可を受けているのが原則です。またスタッフに有資格者が多いことも、信頼性や技術力を見極めるポイントになります。そして最後に抑えたいのが、費用です。この分野は建物の規模や構造、あるいはアスベストの量などによって、相場も幅広くなる傾向があります。したがって複数の会社から相見積もりを取って、自社のニーズや条件に見合った会社を選定するのが基本です。
